第37回日本肺癌学会ワークショップ
世話人 原田 英幸
静岡県立静岡がんセンター 放射線・陽子線治療センター 放射線治療科部長

このたび、 第37回日本肺癌学会ワークショップを2023年7月1日(土)に、静岡県沼津市のプラサヴェルデ ふじのくに千本松フォーラム において開催する運びとなりました。 伝統のある本ワークショップに携われますこと会員の皆様に感謝申し上げます。 第37回ワークショップのテーマは、「肺がん診療における放射線治療の役割」とさせていただきました。 放射線療法をテーマとしたワークショップの開催は11年ぶりとなります。 この間、定位放射線治療、強度変調放射線治療、粒子線治療、画像誘導放射線治療といった最新の技術が普及し、 いずれの病期でも放射線治療は肺がん診療に欠くことのできない治療法となっております。 外科療法、薬物療法、放射線療法などの治療方針決定に際して、 「Shared decision making(シェアード・ディシジョン・メイキング)」により医療者と患者さんが一緒に治療方針を決定することが求められています。 そこで、放射線療法をキーワードに1日でI期からIV期まですべての病期において診療科の枠を超えて議論できるようなプログラムを企画できればと考えております。

なお、今回も現地とライブ配信によるハイブリッド開催を予定しております。地方都市で現地開催されるのは6年ぶりとなります。 新幹線停車駅の三島駅から東海道本線で1駅の沼津駅北口から徒歩3分の会場です。 ウィズコロナ時代のワークショップとして、多くの皆さんと沼津の地で、あるいはウェブを通じて、熱く議論できればと期待しております。

全力で準備を進めてまいります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。